結婚式

秋ですね。

栗に梨、そしてぶどうがおいしい季節です。

各地では豊作を感謝するお祭りが開かれ、

そして僕はまだ日本にいます。

最近思うことは、宇宙の真理がつまびらかに明かされて、
人間社会の常識などというものがすべて瓦解してしまえば面白いのに
ということですが、まだまだ遠い未来のことのようですね。

人間どもが困り果て、慌てふためく様子が
三途の川の向こうから見られるといいですね。


ところで、今年は秋に連休があったようです。

あったようです、というのも、韓国人や中国人に日本語を教えるふりをして
実は楽しくくっちゃべってるだけ、というようなことしかやっていない
僕には連休なんてほとんど関係ないからです。

そして、連休中に東京に行ってきました。



わーい、東京だー。
こんなビルの写真なんか今まで一度も撮ったことないのに、
この20年間でこんなに長いこと東京を離れていたことはなかったので
すっかり九州の田舎もんに逆戻り、完全におのぼりさんです。



東京を死ぬほど満喫せねば！

とりあえず渋谷でパティ・スミスのドキュメンタリー映画を見て、
つまらなくて途中で寝て、写真美術館に行って、こっちはそこそこ
面白くて、高円寺に移動して風呂入ってないから銭湯に入って
その後ぶらついて、あーいろんなおしゃれな店ができてるなあ。

で、青山に移動して、結婚式の2次会に参加ですが、
事前に参加者同士連絡を取り、「スーツなんか着ていかないよねえ」
「あんなやつの結婚に着ていくわけがないでしょう」
などというやりとりもあったので見事なほど新郎側の知り合いは
カジュアルな服装に対して新婦側はスーツはもちろん和服までいる始末。

しかも新郎は祝辞を述べる役目を一番頼んではいけない相手に頼んで
そいつはＴシャツにギターを携えて現れました。
そいつの性格を知っている我々はどんな惨劇が繰り広げられるかと
固唾を飲んで見ていましたが、どうやら彼もだいぶ大人になったらしく、
新郎が過去に米軍施設跡地に忍び込んでヘリまで出動した挙句
機動隊に囲まれ逮捕された話をしたぐらいで済みました。

・・・本当、見てるほうはそのぐらいで済んでよかったと思ってたんですよ！

祝辞のあとそやつは弾き語りと称して、学生時代に作った
「素敵な奥さん」なる曲を、
周りの「どう反応していいかわからない雰囲気」
の中引きもせず演奏しました。
どういう曲かは、言葉で書いても説明不能なので動画をアップしようと思いましたが、
間違えてあんなくだらないものをＨＤ画質で撮ってしまって、サイズを落として
編集するのが面倒なのであげません。
あと、自分のビデオの撮影があまりにもへたくそになっていた、というか
最初に撮影するポジションを押さえるのを忘れてて後ろのほうから腕を
上に伸ばして撮ってて疲れて、しかもすぐに済むと思ったらあの野郎、祝辞散々
長く話しやがって。

まあまあ、そんなこんなで奴は祝辞が終わったら和服美人を口説いていました。

ああ、彼は変わっていないなあ。安心しました。

パーティーが終わった後、和服美人を口説くのに失敗した
彼が働く店で飲むため数名でゴールデン街に移動。
朝までどうしようもないくだらない話題で盛り上がりました。

東京は面白いなあ。たまに行くとね。

え、僕の友達ですか？
ええ、おかしな人しかいませんよ。
特に東京の友達は。
僕なんて至極まっとうな生き物ですよ。