もうすぐですよ。

えーと、あと2週間ほどで出国ですか？

えー、もうちょっと福岡にいたかったなあ。

結局僕はオーストラリアがよかったのではなく、
東京から出られればそれでよかったのです。

ビザが取れちゃった、ってヤツなんです。

というかそのビザ取るのに4年もかかって、4年後にオーストラリアなんか
入国してみたって何の感動もなかったのを覚えてます。

僕の興味はとっくの昔に日本国内とか南米とかアフリカに移ってました。

ビザなんて普通の人は1年ぐらいで取れるんですよ。
ふざけてますよね。

たとえば4年も婚約者から結婚を待たされて煮え切らない態度を取られたら
気持ち的に醒めてもしょうがないでしょう、それと一緒です。

それに、人にはあまり言わないけど、僕のオーストラリアでの夢は
自分で仕上げた車で野山をぶっ飛ばすというのが最大のもので、
それはもう達成してしまったのです。

日本で乗ってた車は永住権がないと持って行けません。

「永住権」にこだわったのは、本当に、まぎれもなく、
そのためだったのですが、そんなことを周りの人に言うと
説教されたり咎められたりするので言いませんでした。
なんせ４年もビザ取りに時間がかかったので周りの人々が
勝手に心配し始めて、そんなときにまさか「いやあ、車持って
行きたいだけなんだよね」とは言えません。


で、まあ、とか何とかいってもしょうがない、とりあえず行くんだから
向こうでもボケーッとしよう。
家賃が上がってしまったゴールドコーストよりもケアンズにしようかな。
それともキチガイどもが多数住んでいるだろうメルボルンにするかな。

あ、そうそう、オーストラリア入国はメルボルンじゃなくパースになりました。
バンコクからメルボルンに行く便は週3日ぐらいしか出てなくて
うまい具合に飛行機が取れませんでした。
福岡－バンコク－シンガポール－パースです。

以前宣言したように、僕は５０歳で半分以下の年齢の女性と
結婚するつもりですから、それまでは自由の身で遊び放題です。
西へ東へ、若い女のケツでも追いかけ回してすごしたいと思います。
２１世紀生まれの女性と結婚するのも個人的にはありです。
あまりこんな事を書いていると人格を疑われますが、
世の男は基本的に若い女が好きです。
奥さんとは別に若い愛人を持つよりも最初から奥さんが若ければ
問題は無いというものです。

えー、で、パースに入ります。
パース、何にもない街ですね。
スカボロービーチからインド洋を眺めながら、
「あの向こうにはキリマンジャロがあるのか、サハラ砂漠があるのか」
と、翌日あたりにナイロビ行きの飛行機とかに乗ってるかもしれませんが、
気にしないでください。

ところで、重ね重ね言いますが、僕がオーストラリアの永住権を取ることに
こだわったのはゴールドコーストの世界遺産の森、ラミントン国立公園の
峠を自分で仕上げた車で排ガス撒き散らしながら攻めることでした。

本当ですよ。