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叔母がニワトリを飼っているのですが、僕はニワトリが大好きです。

食べるのも、飼育するのもです。

子供のころからニワトリ観察を続けているので、
ニワトリに関しての薀蓄は人並み以上にあるつもりです。

もちろん、ニワトリ同士がどういう会話をしているか、
すべて理解できます。当然です。

ひよこから育てた鶏が2羽いて、どちらも立派な雄鶏に成長しました。

卵を産まないので、叔母にとっては期待はずれだったようですが、
人間に懐くのは断然雌鳥よりも雄鶏なのです。

ぼくは育ったオスどもに勝手に名前をつけて、
勝手にかわいがることに決めたのでした。

一羽をラスコーリニコフ、もう一羽をスタヴローギンと、
勝手に名付けました。

スタヴローギンは人懐こく自分の方から人間に積極的に寄ってきます。

体格に恵まれたのはラスコーリニコフの方で、
序列的には彼の方が上なのです。

ニワトリ社会は厳しい縦社会です。
雄鶏同士の序列、雌鳥同士の序列というものが明確に存在して、
下位のものが上位のものに対してガンを飛ばすと下位の方は
コテンパンにやられてしまいます。

下位の雄鶏にはトキを告げる権利もありません。
上位のオスだけに許される特権です。
なので、トキを告げるのはラスコーリニコフにだけ許される仕事です。

ところがラスコーリニコフ、声が異常にでかいのです。

毎朝はるか彼方までヤツの声が聞こえてくるのです。

どうやら叔母はこれに痺れを切らしたようです。

昨日の午後、鶏小屋に行ってみると、ラスコーリニコフと
スタヴローギンの姿はありませんでした。


きっと、今頃どこかで鍋の具になっているんでしょうか。

雄鶏はあまり餌を食べないので太りません。
鍋にしてもおいしくないですよ。

在りし日のラスコーリニコフとスタヴローギンです。



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無題
毒でも盛られたように下痢を続け、山羊のようにメーとなく猫をメドベージェフキャットと呼んでいたら拳に却下されました。
奴はネコさんをニクソンと呼んでますが?
yoriko 2009/02/11(Wed)03:57:00 編集
無題
スタヴローギンだけでも残しておいてほしかったなあ。
漂流中 2009/02/12(Thu)01:35:42 編集
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