都合のよい身分

ゲストハウスの臨時管理人をやっています。

管理人がアデレードに里帰りしているのです。

そう、日本に帰っている僕と逆なのです。

どうでもいいけど、住んでるだけなら日本って最高。

しかしこれもオーストラリアの永住権を持っているから
言える台詞です。

つまり、日本人として都合の悪い義務が発生すれば、
いそいそとオーストラリアへ逃げてしまえば回避できるので、
日本のいいところだけ楽しめばいいということです。

ほとぼりがさめたころ、帰省と称して日本へ舞い戻ってくれば
いいのです。

逆もしかり、オーストラリアで都合の悪いことが
発生すれば、日本へ逃げてくればいいのです。

こうして、国境を制覇することで、僕は自分にとって
”都合のよい身分”を手に入れたことを噛み締めるのです。

次は、”カネ”です。
カネがあれば都合のよい身分は完成です。

カネができたら、即行日豪両国に不動産を買います。

”縄張り”です。

僕は世界のどの国から見ても非国民です。
縄張りをどんどん増やして、封建国家を作りたいと思います。